ヤマネ生息調査
ヤマネの生息調査を行っていますが、各地のヤマネの目撃情報の収集も行っています。 情報をお持ちの方、ご一報の方どうぞよろしくお願いします。 ヤマネに興味のある方々と情報交換出来れば幸いです。
2011年9月22日木曜日
塩ビ管巣箱が商品化されることになりました。
塩ビ管巣箱が「ヤマネのお宿」という商品名で販売されることになりました。
販売元は兵庫県加古川市の「株式会社 一成(環境事業部)」です。
詳しくはTEL079-428-0682FAX079-428-2427(株)一成
http://www.issei-eco.com/
まで。
2011年4月13日水曜日
塩ビ管巣箱のこれから
塩ビ管巣箱は軽くコンパクトで取扱がよく、材料単価も安価で耐久性もありますので、ヤマネ生息調査に有効だと思われます。
ダム・道路等の建設工事の際の環境アセスメント並びに、道路が通ってない奥山等でのヤマネ生態学術調査に是非使用していただければと思います。
塩ビ管巣箱を関係各所に紹介していたところ、群馬県立尾瀬高等学校自然環境科の生徒さんから導入希望の意向を伺い、塩ビ管巣箱のプレゼンをさせていただきました。
尾瀬高等学校では武尊山で環境調査研究活動をされており、2006年からはヤマネの巣箱調査も行っています。
http://www.oze-ic.gsn.ed.jp/hotaka.html
尾瀬高校で調査に使用している巣箱
巣箱を運んでいる様子
(東京農工大学大学院 木村園子ドロテア先生より写真借用)
2011年3月29日に生徒の皆さんにプレゼンしている様子
http://gnec.exblog.jp/14524034/
また文献調査の一環として、ヤマネの目撃情報をGoogle map上で分布図にしていますが、
http://yamane101010.blog62.fc2.com/
ヤマネの生息確認がされていない地域において、是非塩ビ管巣箱で生息調査を行っていただければと思います。
上記の塩ビ管木製巣箱は「小型ヤマネ科動物用巣箱」として、平成22年8月18日付けで国内特許出願を行っています。(出願番号 特願2010-182997、出願人 国立大学法人筑波大学)
塩ビ管巣箱を使用してみて
塩ビ管巣箱を林内に架設した様子
塩ビ管巣箱を開けた様子
巣材を半分取り除いた様子
巣材を全部取り除いた様子
ヤマネが塩ビ管巣箱に出入りしている様子はこちらの動画で見ることができます。
ヤマネの夜間行動観察
塩ビ管巣箱を目線と同じ高さに架設することで、観察しやすくなります。
倒木・落枝等でまれに架設した塩ビ管巣箱が壊れることがあります。
しかしその場で塩ビ管とツーバイフォー材をつないでいる結束バンドと支え棒を交換するだけで元に戻ります。
上記の塩ビ管巣箱は「小型ヤマネ科動物用巣箱」として、平成22年8月18日付けで国内特許出願を行っています。(出願番号 特願2010-182997、出願人 国立大学法人筑波大学)
塩ビ管巣箱の特徴
塩ビ管巣箱の特徴は、板材を組上げた巣箱と違い「釘・木ネジ」を使用していないことです。
塩ビ管巣箱組立に必要な部材・道具
簡単に組み立てることが出来ますので、巣箱調査地までコンパクトに資材を運び、組立・架設が出来ます。
市販の木製巣箱と3個分の塩ビ管巣箱の部材の容積比較。
塩ビ管直径が異なるサイズの塩ビ部材は重ねて運べます。
サイズS 容積200cc 重さ190g
サイズM 容積350cc 重さ250g
サイズL 容積500cc 重さ300g
塩ビ管巣箱3個分の重量は、大きい木製巣箱と同じくらいの重量になります。
サイズSの塩ビ管巣箱を利用したヤマネ
木製巣箱との巣箱利用率を比較したところ、ヤマネは塩ビ管の素材や大きさも気にせず、木製巣箱と同率の利用が確認されました。
日本生態学会第57全国大会(2010年3月、東京)講演要旨
http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/57/P3-024.html
上記の塩ビ管巣箱は「小型ヤマネ科動物用巣箱」として、平成22年8月18日付けで、国内特許出願を行っています。(出願番号 特願2010-182997、出願人 国立大学法人筑波大学)
ヤマネ生息調査用の巣箱開発
2006年からヤマネ生息調査用の巣箱開発を行っています。
ヤマネを狙う捕食者による齧破を防ぎ、巣穴からの進入を困難にした巣箱です。
開発した「塩ビ管巣箱」
塩ビパイプとVUキャップを巣箱本体に使用し、耐久性を向上させ、捕食者による巣箱破壊の危険性を低減した巣箱です。
巣穴はツーバイフォー材(厚さ38mm)の木口に開け、簡単には広げられないようにしてあります。
巣箱自体が軽量(300g)でコンパクト(容積500cc)のため、取り付ける樹木に負担が無く、取り付け用の被覆針金も1本で済みます。
塩ビ管巣箱を開けた状態
巣箱を開けると、コケ類・樹皮の巣材が入っています。
巣穴はツーバイフォー材の中で直角に屈曲しています。
上記の塩ビ管巣箱は「小型ヤマネ科動物用巣箱」として、平成22年8月18日付けで、国内特許出願を行ってます。(出願番号 特願2010-182997、出願人 国立大学法人筑波大学)
巣箱調査のリスクその2
巣箱を襲うのはアオダイショウだけではありません。
カラスが営巣中の巣箱を頑丈なクチバシで突っついて壊し、巣箱内にある卵や雛を食べるそうです。
カラス類による巣箱破壊の経年変化(峯岸2005)
http://www.jstage.jst.go.jp/article/birdresearch/1/0/S5/_pdf/-char/ja/
Web資料(峯岸2005)
http://www.bird-research.jp/appendix/br01/s02_crow.html
主に巣箱の巣穴を広げて、巣箱内に頭を入れて捕食するそうです。
キツツキ類も巣箱を利用するために巣穴を広げるそうで、アオゲラが巣穴を広げている映像がアップされています。
投稿者tamaky様 投稿日2010/11/11
http://www.youtube.com/watch?v=i08SAeONPA0
過去に巣穴を広げられた巣箱を利用した動物は、さらにテン・イタチ・オコジョ・ネコ等の捕食者に狙われやすくなると思われます。
ネコが巣箱を襲っている映像がアップされています。
投稿者ottacs様 撮影日1997/6/28?
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=886170
巣穴を広げられない対策としては、巣穴径と同じ穴を開けた厚い板・トタン・アクリル板等を巣穴が開けてある巣箱の面に貼り付ける方法が有効と思われます。
巣箱調査のリスク
以前にアオダイショウの記事を投稿しました。
http://yamanenoseisokubunpuiki.blogspot.com/2009/10/blog-post.html
アオダイショウは小型哺乳類と鳥類を主食とし、樹上性の傾向が強いとされています。
木登り上手なアオダイショウは、まれに巣箱で営巣している鳥やヤマネ・ヒメネズミを襲います。
You Tubeで巣箱に出入りをするアオダイショウの映像がアップされています。
投稿者 みかげのガーデン「みかげ&yoshi様」撮影日2009/7/8
http://www.youtube.com/watch?v=3rFHlZHDu_U
シジュウカラが営巣していた巣箱を襲うアオダイショウの映像がアップされています。
長野大学「森の生態系サービスの活用を学ぶ環境教育」映像ライブラリー
撮影日2010/6/18
http://gp-morinomegumi.nagano.ac.jp/movie_gallery03.html
ヘビの来襲を受け、全てのヒナが犠牲になった映像がアップされています。
北軽井沢ネットワーク様の「栗平巣箱カメラ・動画トピックス」
撮影日2009/7/12
http://maechan.net/kitakaru/bh/movie/200907122055-2155.html
ヤマネの調査には巣箱は欠かせません。
しかし巣箱を架けると、カラ類等の樹洞性小型鳥類やヒメネズミ等の小型哺乳類も繁殖場所として利用します。
巣穴を木の幹に向けて巣箱を設置する「イギリス式」の架設方法でも防げません。
巣箱利用動物の同一巣箱の利用時間が長くなると、捕食者に狙われる危険性が高まってしまうのが事実です。
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